井上智洋氏の著書「人工知能と経済の未来」という本を読んだ。
この本は人工知能を語る上で外せない本であると誰かから聞いたからである。
実際にTVなどでもよく耳にしていたので会社の近くにあるTSUTAYA書店で迷わずに買った。
著者の井上氏(経済学の博士)の専門はマクロ経済学、貨幣経済理論、成長理論。
最近は人工知能と経済学の関係を研究するパイオニアとして活躍していると記されている。
「人工知能と経済の未来」では、2030年頃に「汎用人工知能」が普及し始めて、
人間のような様々な知的作業をこなしていき、
多くの労働を消滅させ経済構造が根本的に変革される
いわゆる「第四次産業革命」が起きると。
現在の「特化型AIの時代」から「汎用AIの時代」に移行するのが2030年頃であると。
そして、最大の関心事である雇用問題等は「CMH」「BI」というキーワードで説明されている。
その詳細はここでは紹介しませんので本を買うかググってご確認ください。
2030年というと今は2017年だから13年後。
干支が一回りする頃には今の経済構造がガラリと変わるのであろう。
もちろん、一気にではなく年々加速していく感じであろうから
今後5年程度でも変わってくるのを実感するのかもしれない。
現在の人工知能AIは「特化型人工知能」と定義されており
ある作業に特化した事だけに人工知能が活かされている。
「運転」「配送」「質疑応答」「受付」「スピーカー」「AI住宅」などなど。
弊社で開発中の「エステートロボ」も「特化型人工知能」と言える。
ただ、現在、世の中で毎日のように紹介されているAI商品と違うのは
「消費者」向けではなく「ビジネスユース」という事だ。
弊社は人工知能エンジンを活かして
住宅会社や不動産会社の特定の業務を生産性の高いものに変革させていきたいと考えている。
その対象業務は、まずは「営業」「営業事務」である。
弊社代表の私自身が不動産会社に約20年程度勤めていた事もあり
不動産営業や事務作業の課題というか
解決できる事が多々あると感じていた。
同じような作業をほぼ毎日繰り返して行なっているのはどうにかしたいものだと。
それが少しでも短縮できれば本来の「人間的な仕事」に専念できるだろうと。
当たり前の事ですが
私は「人間的な仕事」こそが「営業の役割」だと考えている。
今の営業は「調査」や「作業」に時間を要しすぎであるから
国交省も調査の簡略化を図るために様々な対策を実行し推進している。
これから弊社が開発していく「ツールポケット TOOL POCKET」は
「面倒な作業」「ルーティン作業」をボタン一つで代わりにやってくれる
そのような商品群にしたいと考えている。
リリースはまだ先ではあるが
弊社のそうした想いを「商品」として
住宅会社・不動産会社の「営業」「営業事務」のお役に立てる事ができると信じて
開発してまいります。
ご期待ください!